オイシックスがらでぃっしゅぼーやを買収するのか



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定期的にオイシックスを頼んでいますが、いよいよらでぃっしゅぼーやの買収となるようです。
NTTドコモと資本提携してからの買収とのことで、今後はネットワークを通じた事業拡大を狙うようです。

大地を守る会だったり、オイシックスだったり、らでぃっしゅぼーやも、この数年間で「野菜の宅配サービス」を定着させるに至ったことに対して、とても驚きを感じます。

当初、このような宅配サービスについて、配送料がかかるだろうに、どのように利益を確保するのだろうかと考えていました。同時期にイトーヨーカドーなども店頭でピッキングした食材を家庭に配送するサービスを開始していました。数回利用しましたが、結局今のところオイシックスで落ち着いています。

大地を守る会とオイシックスは同じ会社なので、この度のらでぃっしゅぼーやの買収は結構大きな衝撃を感じます。
そもそも昨年2017年10月にオイシックスと大地を守る会が経営統合し、「オイシックスドット大地」として生まれ変わっていますので、今回の買収はかなりのスピード感があります。

設立が古いのは大地を守る会で1975年、次いでらでぃっしゅぼーやが1988年、オイシックスが2000年とそれぞれに10年ひと世代程度の差があります。

オイシックスドット大地株式会社の資本金は9.3億円、らでぃっしゅぼーやは8.7億円と同程度。
従業員数は418名に対し、402名(パート込み)とこれも同程度。

売上で比較すると、オイシックスドット大地株式会社は22,975百万円(営業利益832百万円)に対し、かつて上場していたらでぃっしゅぼーやは2012年上場廃止となっため、ちょっと情報が古いのですが2012年時点で22,046百万円(営業利益299百万円)のようです。
売上高ではほぼ拮抗していましたが、利益率の差が3.6%と1.4%と、らでぃっしゅぼーやのほうが圧倒的に低くなっています。

今回の買収劇はオイシックスがNTTドコモと資本提携して、らでぃっしゅぼーやを買収するものです。
一方で、そもそもらでぃっしゅぼーやは上場廃止の2012年、NTTドコモに「普通株式及び新株予約権に対する公開買付け」によって発行済株式総数の71.61%を取得されています。
この時のプレスリリースにあるとおり、らでぃっすぼーやとしては、「更なる成長には、持続的な会員数の拡大が欠かせない要素」と認識しており、NTTドコモの既存の客層 5,900 万人への将来的なアプローチが視野にあったと考えられます。
設立時点では、らでぃっすぼーやは独立系でしたが、2011年にローソンと業務提携するに至っており、この辺りから事業拡大を狙っていたのかもしれませんね。

ということは、この度の買収は、NTTドコモからオイシックスドット大地に仕掛けていったのかもしれません。
双方の売上高を合算すると約250憶円の大きな企業となり、一層の規模の経済が働くことでしょう。
NTTドコモにとっても、自社顧客に対し、安心安全な食の提供という命題の下、さらなる収益確保につながるのだと思います。

今後の流れを推察するに、第二規模の宅配業者の存在が不可欠であるため、スーパー系による巻き返しが来るような気がします。
また、引き続き「生産」という農業そのものへの投資として、農業法人の設立によるサプライチェーンの上流への移行も予想されます。
さらには、宅配という性質上、「物流」が根底にあるため、物流の徹底合理化を狙った、複層階倉庫型の野菜工場の建設投資なども活発になるかもしれませんね。

以上、妄想でした。