第24回 目黒のさんま祭り



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この時期になると度々話題となる目黒のさんま祭り。今年で24回目を迎えるそうですが、全国的なさんまの不漁という報道も聞かれます。開催を2019年9月8日(日)に控え、さんまは準備されるのでしょうか。

目黒のさんま祭りとは

イベントのきっかけは『目黒のさんま』 という古典落語からきています。
あるお殿様が、いまの目黒周辺の町中で、庶民の「下衆魚」と言われていたさんまを食べたところ、とても美味しかったそうです。
それからしばらくの後、お殿様が城でさんまを食べたいと申しつけたところ、さんまの調理方法がよく分からないお城の料理人たちが油をしっかり抜き、骨もきちんと取り除いて、すっかりグダグダになったさんま不味いさんまをお殿様に出したところ、お殿様は「やっぱりさんまは目黒に限る!」と言った、というお話です。

そんな古典落語をきっかけに、「目黒の良さ」と「さんまの良さ」の両方をわかってもらうために、さんまを炭焼きと生で無料配布して、例年三万人以上のお客さんに楽しんでもらいたいと、JR・地下鉄目黒駅前の品川区『目黒駅前商店街振興組合』が企画しているイベントです。

 

岩手県宮古港直送の新鮮さんま

例年3万人が訪れるという目黒のさんま祭りですが、お代はいただいていないそうです。つまり、無料!

その目黒のさんま祭りで振舞われるさんまは岩手県宮古港から直送されるそうです。宮古港のさんまを振舞っていたことから、第4回目以降、岩手県宮古市の皆さんからさんまを無料で提供していただけているそうです。

岩手県宮古港の新鮮さんまの特徴

  • 水揚げ直後のさんまが超特急便で朝、目黒に到着!
  • その味は捕獲技術、水揚げ技術、鮮度の保持技術、輸送技術の連携プレーで作られる。
  • 同じ海域で獲れるサンマでも、水揚げ港や町によって大きく味が変わり、港ごとにその味を競い合っている。
  • 「目黒のさんま祭り」では、専門店や料亭でもなかなか味わえない「トップクラス」の味。
  • 宮古のサンマは三陸沖で採水した、話題の「海洋深層水」を混合した独自ブレンドの氷をサンマの鮮度保持に利用し全国の水産関係者から好評を博している。
  • 身の締まりはもちろん、血があまり流れ出ないため腐敗がおこりにくく、サンマを入れた発泡スチロール箱に残る水の色が綺麗なのでニオイも出ない。
  • 青魚は筋肉中の酵素(自己消化)の働きが強いため鮮度が落ちやすいが、海洋深層水の有効成分が魚体にしみ込み、自己消化が遅れた結果だと考えられる。
  • 宮古独自の深層海洋水を利用した技術で鮮度が保たれる。だから、会場で配布されるサンマは『刺身でも食べられる』鮮度で提供できる!

全国からの「美味しい」がさんまを引き立てる!

さらに、さんまに合うのが「すだち」ということで、すだちの日本一の産地・徳島県神山町の皆さんからすだちの提供、さらにさらに、さんまにはおろし大根ということで、栃木県那須塩原市高林の青年団『高林雷の会』の皆さんから炭焼きさんまの必需品である「大根おろし」の大根が提供されています。

では、さんまを焼く「炭」は・・・?
こちらは和歌山県みなべ町の皆さんから備長炭を提供いただいているとのこと。

全国の皆様のおかげでこの目黒のさんま祭りが開催されているのですね。

  • さんま…岩手県宮古港
  • すだち…徳島県神山町
  • 大根…栃木県那須塩原市高林
  • 炭…和歌山県みなべ町

今年のさんま漁は不漁?

8月上旬からさんま漁が解禁となったというニュースがありましたが、軒並み不漁だったようです。

近年のさんまの漁獲量はどうなのでしょうか?
およそ10年前の35万トンから2017年にはその1/5程度の約8万トン。翌2018年には12万トンまで回復したのですが、漁獲量の減少傾向は続いているようです。

さんま水揚量
水揚量の推移(1981年~2018年)
全国さんま棒受網漁業協同組合HPより

8月も下旬となり、北海道・根室市の漁港には今シーズン初めて大型サンマ漁船が戻り、2018年よりは少ないものの、およそ473トンのサンマが水揚げされたという報道がようやく出てきました。

最近、こんな感じで直前まで開催が危ぶまれることがしばしばあるように感じます・・・。

今年の目黒のさんま祭り

とはいえ、もうすぐ9月8日(日)です。参加する側はしっかり行くつもりで準備しておきましょう。

目黒のさんま祭り2019
目黒のさんま祭り2019

第24回 目黒のさんま祭り

炭焼さんま振る舞い

岩手県宮古港直送新鮮さんまを和歌山県みなべ町産の本格備長炭で焼いた「炭焼きさんま」をお召し上がりいただきます。それぞれのおいしさをご体験頂き、普段もぜひお近くのお店や通販でお求めください!

炭焼き・持ち帰りともに徳島県神山町直送「芳醇すだち」と栃木県那須塩原市高林直送辛味大根の「大根おろし」付き。

寄席・落語・漫才も!

第1回から行われている入場無料の落語会『目黒のさんま寄席』も毎年大入満員の大盛況!商店街の真ん中、祭りの本陣である誕生八幡神社を会場に落語『目黒のさんま』の名人・三遊亭吉窓師匠率いるレギュラー落語家軍団と、誕生八幡神社を本拠地にする東西漫才研鑽会『お笑いセメントマッチ』のメンバーが「さんま」に負けない新鮮な笑いをお届けします。

■整理券配布・開演時間
第1部:9:00整理券配布/9:30開場/10:00開演
第2部:10:30整理券配布/11:00開場/11:30開演
第3部:12:00整理券配布/12:30開場/13:00開演
第4部:13:30整理券配布/14:00開場/14:30開演

■会場
品川区立上大崎特別養護老人ホーム
(JR・地下鉄目黒駅東口徒歩2分/品川区上大崎3-10-7)

■料金
無料
※各部定員200名/入れ替え制
※開演1時間前に会場で配布される入場整理券をお持ちでない方は入場できません

第1部
ダイジ(漫談)/瀧川どっと鯉(落語)/アタリヤ(漫才)/立川吉幸(落語・祝真打昇進)
午前9時整理券配布
9時30分開場/10時開演

第2部
さえぐさ鼻男(漫談)/瀧川どっと鯉(落語)/エルシャラカーニ(漫才)/立川志らら(落語)
午前10時30分整理券配布
11時開場/11時30分開演

第3部
銀座ポップ(漫談)/立川吉幸(落語)/三平×けーすけ(漫才)/古今亭駒治(落語)
午後12時整理券配布
12時30分開場/1時開演

第4部
チャンス大城(コント)/立川志らら(落語)/グレート義太夫(漫談)/三遊亭吉窓(落語「目黒のさんま」)
午後1時30分整理券配布
2時開場/2時30分開演

【アートバルーン・プレゼント】
風船ピエロ/カルーア啓子/近藤六(目黒駅前商店街各所:500名様限定)

目黒のさんま祭り2019
目黒のさんま祭り2019