小麦を求めて



Pocket

小麦を求めて

どんなことでも、出来ることは自分でやってみたいという考えの方が増えているかと思います。
小麦の調達も同様です。
市販の製粉された小麦粉ならいつでもスーパーで購入することは可能ですが、「小麦」そのものって買えるのでしょうか?
こんな疑問が生まれました。
小麦を自分で製粉し、何かを作ってみたいと思ったとき、昔の暮らしに思いをはせてみました。
わが国には「石臼(いしうす)」があるじゃないかと気づきました。

石臼
ソバの実を挽く石臼

というわけで、石臼購入(アマゾン)です。

石臼に投入する小麦はどこで入手すると良いのでしょうか。
街中のスーパーや百貨店、お米屋さんでは売っていません。
パン屋さんもきっと小麦粉の状態で仕入れているはずです。
再び、気づきました。作っている農家から直接購入すればいい。

というわけで、農協に電話しました。
個人での購入ですので、何トンも必要ありませんが、農家さんは何トン単位のお取引を期待しています。
農協の方に相談し、少量で購入させてくれる農家さんはいないか探していただけました。
ありがたいことに、一軒の農家さんがOKしてくださいました。

というわけで、農家さんちに直行です。

埼玉の農地
小麦を入手するため、埼玉へGO!
百穴
縄文時代に築かれたらしい山の穴

埼玉のちょっと行ったところにある農家さんちは都内から車でなかなかの距離感がありました。
近所には百穴と呼ばれる岩に空いた穴ぽこがあり、縄文時代の遺跡だそうです。知らなかった。
のどかな田園風景で、こんなところで暮らしてみたいとちょっと思いました。

小麦の購入完了

たった数キロの小麦の購入のために、農家の方は丁寧対応してくれました。
こちらの農家さんでは小麦、お米のほかにソバも作っているそうです。
今年の小麦やソバの出来を教えていただき、製粉の風景(機械を使った自家製粉)を見学しました。
おじさんは毎年の年末、近所の方のために自分ちのソバを使って、ソバを打つそうです。
そして、その腕前は、蕎麦屋を目指す方が弟子入りするほど。
最近は、わざわざ地方からも年の瀬に買いに来るほどの人気だそうです。
(後日、再び訪問し、ソバの実を買ってそば粉のガレットパーティーを開きました。)
こんなところが田舎(実家)だったら良かったなーなんて思いました。

小麦購入の風景
小麦について教えてくれた
新鮮な小麦をゲット
農家さんから直接購入した小麦

生産者と直接やり取りできるということ

やや農協の存在意義と相反するかもしれませんが、生産者と直接お話しできる機会はほとんどなく、話を聞きながら小麦を購入できたことは大変良い経験でした。
また、埼玉県で小麦やソバも作られているとは知らず新たな視点を得ることができました。
今回お伺いした地域では、専業農家さんは多くなく、都内で働きながら週末に少し農業をする兼業農家さんが多いと教えていただきました。時々手伝いたいもんです。
地産地消という考え方であれば、本来埼玉の小麦やソバが都内で重宝されてもいいのではないかと思いますが、価格や量の面で会わないのでしょうかね。
地域活性化と学校教育という視点では、近隣の農産物の生産者との交流は、小学校などの教育にも良いのではないかと考えます。
よくある、ただ農家を訪問し大根を抜くなどの手伝いだけではなく、米や小麦の売買やその加工・調理過程を自分たちで実行し、これを通して地元食材への愛着が湧くような気がします。

というわけで、次回はこの小麦を使った「地元食材を使ったワークショップ」です。
(先にお伝えすると、小麦を石臼で挽く前には水に浸けるんですって!)