青森駅からすぐのシードル工房 A-FACTORY



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青森駅のすぐ近くに、青森県産リンゴを使ったスパークリングワインであるシードルの工房兼ショップ「A-FACTORY」があります。
青森の陸奥湾をバックに、三角屋根が特徴的に並ぶ開放的な建物で、グッドデザイン賞も受賞しているのです。

青森駅すぐそば、青森県産アップルシードルの工房A-FACTORY
青森駅すぐそば、青森県産アップルシードルの工房A-FACTORY

A-FACTORYとは、青森県青森市、中心市街地:青森駅東口すぐに、ねぶた交流施設ワラッセや、青函連絡船記念施設八甲田丸などが隣接するウォーターフロントエリアにある青森県産りんごのシードル工房と地元のさまざまな食材が楽しめるマルシェ(市場)の複合施設です。

青森県のリンゴ生産量

青森県のリンゴの出荷量は年間40.6トン、全国の6割を生産しており、正真正銘「日本一」のリンゴ県です。

都道府県 結果樹面積ha 10a当たりkg収量 収穫量t 出荷量t 割合
全国 36,800 2,080 765,000 684,900 100.0%
北海道 506 1,500 7,590 7,010 1.0%
青森 19,900 2,250 447,800 406,300 59.3%
岩手 2,370 1,850 43,800 37,800 5.5%
宮城 222 1,560 3,460 2,940 0.4%
秋田 1,370 1,790 24,500 22,200 3.2%
山形 2,250 2,030 45,700 39,900 5.8%
福島 1,260 2,140 27,000 23,700 3.5%
群馬 417 2,080 8,670 7,520 1.1%
富山 98 1,390 1,360 1,190 0.2%
石川 48 1,360 653 563 0.1%

出典:農林水産省「作物統計調査 / 作況調査(果樹) 確報 平成28年産果樹生産出荷統計

A-FACTORYは、青森ウォーターフロントの再開発事業の一環として、東北新幹線の新青森駅開業と同日の2010年(平成22年)12月4日に開業しました。株式会社JR東日本青森商業開発が運営していますが、日本一のりんごの生産地でもある青森のりんごの新しい魅力を発信していこうと、商業施設内にシードル工房を立ち上げました。

鉄道会社JRということもあり、当然シードルの生産ノウハウなどはありません。技術指導として、「地方独立行政法人青森県産業技術センター弘前地域研究所」と「六花酒造株式会社」の協力の元、青森の新しい看板となるシードルが完成したのです。

青森A-FACTORYのこだわりシードル

A-FACTORY内では、実際にシードルとアップルソーダの醸造が行われており、ガラスで仕切られた生産工程現場を見ることができます。

A-FACTORYのこだわり

  1. 原料へのこだわり…シードルの原料になるのは、100%青森県産のりんごだけ。なかでも品種は甘みと酸味の調和がほど良い「ふじ」とさわやかな酸味が特徴の「ジョナゴールド」を組み合わせることで、味に深みを出しています。
  2. 製造機器へのこだわり…「最高の原料から最高のシードルを。」A-FACTORYでは最高のシードルを生み出すために、りんごの洗果プレス機はオーストリア製、発酵タンクは日本製、ろ過機はイタリア製とそれぞれ選りすぐりの機器を取り揃え、最高の環境で丁寧に醸造しています。
  3. 工房内環境のこだわり…シードル作りに最適な室温を保つのはもちろん、衛生面には徹底的に配慮しています。手作り感あふれるシードルですが、洗果・搾汁等の作業スペースとビン詰め、熱処理工程のスペースを別の居室に分けることで作業ごとの管理体制を徹底し、おいしいシードルを生み出しています。

シードルの醸造工程

  1. 原料受入…シードルの原料となるのは、100%青森県産のリンゴだけ
  2. 搾汁(さくじゅう)…洗浄→破砕→搾汁→移送(発酵タンクへ)
  3. 一時仕込み…タンクにためた果汁から一部を取り除き、酵母を加えて発酵させます。
  4. 二次仕込み…果汁に一時仕込みを加え低温でじっくり発酵させます。
  5. ろ過…貯酒タンクの中で熟成させたのち、珪藻土ろ過機に通し、大まかにろ過します。次いでカートリッジろ過機に通し、より丁寧にろ過します。
  6. ガス圧調整(カーボネーション)…耐圧サーマルタンクに移した後、冷やして炭酸ガスを加えます。これでシードルの出来上がりです。
  7. ビン詰め…ビンを洗浄し、熟成したシードルを充填機を使って詰めていきます。
  8. 熱処理…ボトル詰めしたシードルを加熱殺菌します。
  9. 最後にボトルにラベルを貼ったら、青森シードルの完成!

その先のアップルブランデーへの挑戦

A-FACTORYでは、将来的には、アップルブランデーの製造にもチャレンジしていく構想があるようです。現在作っているシードルを蒸留することでアップルブランデーになります。アップルブランデーは、フランスのノルマンディー地方では、カルヴァドスと呼ばれ、長期保存すれば、ビンテージの価値も生まれるそうで、楽しみに待ちたいところです。

A-FACTORYの楽しみ方

A-FACTORYの楽しみ方は、5つあります。

A-FACTORYでは、開放的な空間の中で、地元青森県産の食に関連するお土産がおしゃれに販売されている。
A-FACTORYでは、開放的な空間の中で、地元青森県産の食に関連するお土産がおしゃれに販売されている。
  1. 醸造工場見学…A-FACTORY内では、アップルシードルの醸造が行われていますので、作る過程を楽しみながら知ることができます。
  2. ショッピング…アップルシードルのほか、サイダーも作られています。このほか、県内の「食」に関係するお土産が販売されています。その特徴は何といっても、「おしゃれ感」にあります。商品のパッケージや店頭の見せ方、統一されたデザイン全体を通して、A-FACTORYのシードルがブランディングされており、さすがはJR!と感心してしまいます。
  3. テイスティング…A-FACTORYの2階にはレストラン&テイスティングバーがあります。特にテイスティングバーは、レストランでカードを購入(300円、600円、900円)し、8種類のシードルからお気に入りの一品を探すことができます。
    試飲できるシードル8種は①ニッカシードルスイート、②ニッカシードルドライ、③キモリシードルスイート、④キモリシードルドライ、⑤アオモリシードルスイート、⑥アオモリシードルスタンダード、⑦アオモリシードルドライ、⑧弘前ポアーワインです。
    それぞれ、25ml:100円、40ml:200円、60ml:300円ですので、900円カードで全種のテイスティングも可能です。
  4. カフェ…A-FACTORY内には、カフェも併設されています。その魅力は、仕切りがなく開放的で明るい空間で、青森スイーツを堪能できる点です。カフェでは、ハワイアンタルトやバナナタルト、リンゴのタルトなどが370円とお手頃価格で味わうことができます。
  5. 港散歩…直接A-FACTORYとは関係がないかもしれませんが、ロケーションが最高です。写真にある通り、港に面した立地にあることもあり、A-FACTORY付近にはウッドデッキで港を歩けるようなルートがありますので、散歩好きにはたまらないと思います。A-FACTORYでアップルシードルとタルトを買って、ほんの2~3分歩いた港で海を見ながら、至福の時を過ごすのも、ここだからできることです。
A-FACTORYでは、アップルシードルのテイスティングバーが併設されており、8種類のシードルからお気に入りの一品を見つけることができる。
A-FACTORYでは、アップルシードルのテイスティングバーが併設されており、8種類のシードルからお気に入りの一品を見つけることができる。
A-FACTORY内にあるカフェでは、地元産の食材を使ったアップルタルトなどを中心に、スイーツタルトや自家製サイダー、もちろんシードルを注文することができる。
A-FACTORY内にあるカフェでは、地元産の食材を使ったアップルタルトなどを中心に、スイーツタルトや自家製サイダー、もちろんシードルを注文することができる。
A-FACTORYカフェ
A-FACTORYカフェ
A-FACTORYの開放的な空間でショッピング、テイスティング、カフェをまとめて楽しむことができる。
A-FACTORYの開放的な空間でショッピング、テイスティング、カフェをまとめて楽しむことができる。

代表的なアオモリシードル

アオモリシードル[スパークリング]スタンダード

厳選した青森県産ふじとジョナゴールドだけを贅沢に使用。低温でじっくり発酵させたシードルです。繊細なりんごの味を引き出し、洗練された味わいに仕上げました。

容量:200ml / 375ml / 750ml
アルコール度数:5%

A-FACTORY エーファクトリー

  • 青森県青森市柳川1-4-2
  • tel. 017-752-1890

[営業時間]

  • ショップ(特産品・おみやげ)
    9:00〜20:00
  • レストラン1F(フードコート)
    11:00〜20:00
  • レストラン2F (ガレット)
    11:00〜21:00