卵の価格が高い件

最近、高騰が続く卵。
Pocket

最近、スーパーの安売りに卵が出てきません。出てきたとしても「最近になって高くなってすみません!」という張り紙と共に、200円超の値段が付いています。それでも1つ当たりの値段で見ると、20円なので物価の優等生なんだと思いますが、せっかくなので価格状況を記録しておきたいと思います。

直近の卵の価格推移

あんれー、高いねーと思って最近30年の価格推移をみると、実はそれほどでもありませんでした。
1989年で10個入りが平均191円、2020年時点で平均171円なので、20円下がっているし、割合でいうと10%も下がっていて、物価の優等生なのには変わりありませんでした。

卵の価格推移(年平均) それほど高騰しているように感じない
一般社団法人日本養鶏協会『鶏卵価格の年次別月別推移(全農:東京M、円/㎏)』より作成

2021年は卵問題ですよ

ところが、2021年に絞ってみると、ここが問題になります。

1月時点で142円だった卵の価格が、わずか5か月の間に258円まで上昇し、その割合は何と驚きの180%となっています。

2021年に入り、卵の価格が急に上がっている
総務省統計局「家計調査(家計収支編)」より作成

このような短期間での価格上昇はまさにホットな仮想通貨レベルといっても過言ではありません。

それではなぜそのような価格高騰につながっているのでしょうか?

卵の価格高騰の理由は?

独立行政法人農畜産業振興機構によると、今年は高病原性鳥インフルエンザの発生により採卵鶏の殺処分が増加し供給量が減っているとのことです。

  • 年明けに下落した同価格は、春先に向けて再び上昇した後、気温の上昇と共に低下する傾向がある
  • 今年は高病原性鳥インフルエンザが過去最大の発生となり、採卵鶏における殺処分羽数の増加などにより例年の動きとは異なり、前月から同17円上昇した
  • その後も同価格は例年を上回って推移している
  • なお、今シーズンの殺処分羽数は飼養羽数全体のおよそ5%程度の規模となり、3年3月13日の発生が最後で、4、5月は確認されていない。
  • 今後について、鳥インフルエンザの発生リスクが高いとされる時期は過ぎたものの、供給量は引き続き抑えられるとみられる
  • 需要面は、内食および中食の需要はある一方、外食需要の早急な回復は難しいとみられる
  • なお、4月の鶏卵の家計消費量(全国1人当たり)は、978グラム(同5.6%減)と巣ごもり需要の拡大により消費量が伸びた前年同月をやや下回ったものの、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)発生前の過去5カ年(平成27年~平成31年)の4月の平均消費量(同884グラム)と比べると高い水準にあり、引き続き巣ごもり需要は継続すると見込まれる(総務省「家計調査」)。

また、巣ごもり需要が高い水準で継続すると見込まれているので、こちらも確認してみると、鶏卵の年間1人当たり消費金額は確かに増加傾向でした。皆さん、在宅勤務で卵料理しているんでしょうね。

卵の世帯支出額はこの20年で増加している。

粉もん研究家としては、卵はどのようなレシピにも使うので、出来るだけ早めに価格が落ち着いてほしいな、と思います。

ゆで卵。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です